今回は、山梨県身延町にある身延七面山をご紹介します。ご存知の方も多いかと思いますが
身延町は日蓮宗の総本山身延山久遠寺がある町です。その身延山から２町くらい隔てたとこ
ろに七面山は位置します。が飛び地となっており、七面山の住所は身延町です。これで、七面
山がどれほど日蓮宗と縁が深いかお判りでしょう。七面山には七面大明神が祀られており、
日蓮宗久遠寺の別奥の院となっております。（私は日蓮宗の僧侶ではありません）
七面山の参道です。きちんと整備されており、雪が降っても、上れます。
参道を上り始めて2時間半（途中の休憩も含む）程でたどり着く。体力はかなり消耗しております。
体力はかなり消耗します。平たく言うと、かなりきつい登山道です。フラフラになりながら撮影したの
で、画面が少し曲がりました。
全行程５０町のうちの第４８町にあたります。５０町目の敬慎院までもう一息です。
和光門から入って、整った参道を登りきると、左側の視界が広がります。開けた視界を見ながら左
折して少し上ると、遥拝台にたどり着きます。
遥拝台からの眺めを楽しんで、回れ右をすると、いよいよ随身門です。本殿の入り口です。
随身門をくぐり、石段を降りてゆくと、本殿の敬慎院のお出ましです。歴史の重みと信仰の篤さを感
じさせられる荘厳なお社です。
本殿でのお参りを済ませて、お池へと歩を進める。七面竜神がいらっしゃる池！七面竜神の本地は
吉祥天女とも言われております。この七面大明神は法華経に帰依するものは、必ず守ると約束され
たそうです。私の宗派も法華経を根本経典としておりますので、私も守ってもらえそうです。誠にあり
がたいことです。
戻り道の階段を上がり、随身門に近づくと、オー、見事な光景。この演出には、マイッタ。
遥拝台からの眺めを、とくとご覧下さい。遥拝台は随身門を出たところにあります。敬慎院に宿泊す
る参拝者の皆さんは、ここでご来光を迎えるそうです。
上るときには、上や横を見る余裕がないので気がつかなかったが、なかなか味のある道しるべであ
る。
ここは身延山久遠寺、日蓮宗の総本山です。表参道を行くとやがてこの階段にたどり着く。
見上げるような階段です。心臓の弱い人、お年よりは、ご遠慮下さいと貼り札が出ています。
階段の途中で振り返る。この階段は全部で２８７段あるそうな。７角区画に区切られており、南無妙
法蓮華経の７文字を表しているそうです。一段一段上るごとに、悟りに近づくと言われております。
１６３２年の造営。
祖師堂の横から本堂を見る。先ほどの菩提梯を上りきると目前が本堂となります。
身延山の帰り道。中央高速の双葉サービスエリアにて。いかにも夏らしい雲でした。
